自分たちが通う西条高校が建つのは、かつて西條藩主の一柳家の陣屋として築かれた「西條藩陣屋跡」。かつての面影を探して、見慣れた景色を新たな視点で見つめ直しました。
2023年1月22日(日)に行ったフィールドワークでは、自分たちの学びの場である校舎が建つ「西條藩陣屋跡」について、日常ではなかなか気付かない西條藩の面影を探して歩きました。「西条郷土博物館」を訪れて、当時の陣屋の姿を再現した模型と普段見慣れた風景を重ね合わせたり、お堀に沿って歩きながら、在りし日の人々の暮らしを想像したりしました。
小藩ながら約230年の歴史を繋いだ小松藩と、藩主に招かれ藩校「養正館」を整備し小松の教育の礎を築いた「伊予聖人」近藤篤山を通して、今なお小松で受け継がれる教育の精神を学びました。
2023年1月22日(日)のフィールドワークでは、地域の偉人、江戸時代後期に教育分野で活躍した近藤篤山(こんどうとくざん)や小松藩をテーマに、「近藤篤山旧邸」や「養正館跡」、「仏心寺」などを訪れて、小松の歴史を学びました。自分たちの高校の教育にも連綿と受け継がれている篤山の精神や、篤山を教育者として招いた小松藩の面影を、小松の街のあちこちで見つけ、思いをはせていました。
参考文献
小松町教育委員会編『小松の文化と教育 近藤篤山』
小松町教育委員会編『小松藩三代藩主 一柳直卿公 その人と書』