令和4年度「第2回 東予歴史トリップ」
西条市~うちぬき~
□ 開 催 日 時: 2022年10月22日(土)10:00~12:30
□ ガイド担当校: 西条農業高校 Team SSS
□ 特 別 ゲ ス ト: 西条栄光教会牧師 古谷 健司様、西条郷土博物館館長 真鍋 和年様
10:00 スタート 西条市役所
今日のコース紹介を聞いて期待に胸を膨らませた一同は、ガイドを務める西条農業高校 Team SSSの皆さんの先導で、青空のもとスタート。
10:12 ①うちぬき広場
まずは、市役所からほど近いうちぬき広場で、高校生ガイドがうちぬきの歴史を紹介しました。江戸時代から昭和20年頃までは、人力で地面を打ち抜く工事が行われていたそうで、塔のような三脚櫓を立てて14人がかりで鉄の棒を引き上げて落とす様子を図も用いて説明しました。参加者の皆さんはうちぬきの歴史に思いを馳せつつ、うちぬきの水を味わいました。
10:22 ②西條藩陣屋跡
お堀に囲まれた、当時の面影を残す立派な大手門などを見ながら、西條藩の歴史を学びました。
10:46 ④弘法水・⑤新堀石鎚常夜灯と雁木
お堀から燧灘に向かって本陣川に沿って歩いていくと、両岸に立派な雁木(石の階段)が残る河口に出ます。係留された漁船や、石鎚山への参拝者の目印となっていた対岸の常夜灯を眺めながらさらに歩くと、海に突き出た堤防の先の小さな小屋の中で、弘法大師伝説の残る「弘法水」に到着します。海の中から真水が沸くしくみについて、図を交えて説明する高校生ガイドの言葉に、一同興味津々で聞き入った後、弘法水の味も楽しみました。
11:22 ⑥西条栄光教会
西條藩陣屋跡周辺に戻ってくると、有名な建築家である浦辺鎮太郎の作品で、国の有形文化財に登録されている「西条栄光教会」を見学しました。「礼拝堂」や「牧師館」、今も幼稚園として使われ子供たちの笑い声が響く「園舎」のコンセプトや建物保存の取組みについて、栄光教会の牧師であり、幼稚園の園長である古谷先生からご説明いただきました。
11:40 ⑦大手門
お堀の景色を眺めつつ歩いていくと、現在は西条高校の校門として使われている大手門が目前に現れました。江戸時代中期に改築されたといわれ、西條松平家の本家にあたる紀州徳川家や西條藩の替紋として使われた六ツ葉葵の紋が彫られていることが紹介され、興味深く鑑賞しました。
11:45 ⑧西条郷土博物館
西条栄光教会と同じく浦辺鎮太郎の建築である「愛媛民藝館・西条郷土博物館」にも足を運び、郷土博物館の真鍋館長に解説をいただきながら館内を見学しました。貴重な郷土資料の数々に、しばし時を忘れて見入りました。
12:02 ⑨北御門
郷土資料館を出て、大手門より一回り小さい「北御門」をくぐって遊歩道へと歩みを進めました。北御門は、門を抜けると石鎚山が眼前に望めるように設置されています。
12:08 ⑩三本松
「三本松」では水辺まで降りることができて、対岸から見るお堀と陣屋の景色を楽しみました。「三本松」という地名は、西條松平家の前の大名で、伊豫西條藩を開いた一柳家が陣屋を築いた際、この地に3本の松を植えたことにちなんでいるそうです。
12:15 ゴール 西条市役所
出会った歴史文化資源の数々とうちぬきの魅力を満喫した一同は、大満足でゴール。参加者一同は、西条農業高校 Team SSSの皆さんに見送られて、西条市役所を後にしました。
今回の「東予歴史トリップ」にご参加いただいた皆様、ガイドを務めた西条農業高校 Team SSSの皆様、ならびに多大なご協力をいただきました西条栄光教会 古谷牧師様、西条郷土博物館 真鍋館長様、誠にありがとうございました。また、今回、一般参加者としてご参加いただいた西条市の玉井市長には、道中楽しいトークで盛り上げていただきました。誠にありがとうございました。
当日の様子はこちら !
ハートネットワークさんに取材いただきました !